幸せなサロンオーナー像（理想の働き方）とは？

幸せなサロンオーナー像って一体…？

あなたには【幸せなサロンオーナ像】というものはありますか？

11年前にサロンをオープンしたばかりのわたしは
「セラピスト」「サロンオーナー」という肩書の裏側に「幸せなサロンオーナー（理想の働き方）」のようなものが、ぼんやりとあったのですが…

・常にお客様が途絶えず予約で一杯
・素晴らしい常連様に恵まれて毎日ハッピー
・月収が30万以上確実にある（稼げれば稼げるだけ良い！）
・他人から羨ましがられる環境、生活、人間関係…

あの時ぼんやりとイメージしていた「幸せなサロンオーナー像」といえば
言葉にするとこんな感じかな？と振り返っています。

自宅サロンをオープンしてから必死にサロン業をするうちに、
わたしのサロンはありがたいことにお客様が途絶えず来てくださるようになりました。
そしてどんどん収入も上がっていきました。

しかし、実際に自宅でサロンをやるうちにだんだんと「理想としていた幸せサロンオーナー像」とは
本当の意味で一体なんなのだろう？と深く考えるようになりました

もう限界…というところまで行き着いた時に感じたこと

わたしが猛烈に忙しかった時期、一ヶ月に受けていた人数は約36人～40人。

正直これ以上は一人オーナーで施術・接客をするには無理なのでは？と思う人数です。
（但し、一日に受けられる人数のキャパはメニューで掛かる施術・接客時間や、従業員（雑用などしてくれる人）がいるかいないか、定休日を設けているか？営業時間の長さ、などで相当変わります。わたしの場合は週に2日の定休日・17時以降の仕事は出来ない・お一人に最低でも2時間、長くて4時間ほどかかること・掃除洗濯家事など雑用含めて一人でやる場合は、恐らくこの人数が限界かと感じています）

一日二組限定のはずが、お客様からご要望があれば時間を削って無理やり3名入れていたことも。

定休日として設けていたはずの日もお客様を優先し、休みを取らずに夫をそっちのけにして営業をする

午前中のお客様が終わったらたすぐに次のお客様の準備

掃除、洗濯、軽めの昼食

休憩もそこそこ、次のご予約のお客様がご来店し、終わったらすぐにまた掃除と洗濯

そして今度はそこから家事が始まります。

夫のご飯の支度がめんどくさい…
部屋がとにかくちらかっていく…（カオス状態）
度々仕事が終わってから夫を誘って外食に行き…（夫は家でゆっくりしたい）
帰ってきてからはブログ執筆や事務作業に追われ、寝るのは深夜1時過ぎ。

「そんなに大変で続けていけるの？」と夫にも言われる始末。

休みだろうと休みでなかろうとご予約の連絡はもちろんありますので、定休日でもサロンのことで頭がいっぱい。
それに合わせて疲弊していく体と精神。

それもそのはず「自分の時間が全くない状態」で、とにかくひたすら突っ走ってきました。

そして数年経過し、母の介護がどんどん大変になってきた時期に
「あれ？何のためにわたしはこのサロンをやっているのだろう…」

何かの糸がプツリと切れたように
そんな根本的なことを強烈に考える機会がやってきたんですよね。

お客様がいっぱい来てくれたら
収入も上がったら
わたしは「幸せ」だったんじゃないの？

これがわたしが求めていた理想のサロンオーナーなのかな？
何より一番大切な家族が「わたしを心配するような状況」が幸せと呼べるのかな？

そしてわたしは今「心から楽しんで」サロンが出来ているの？

実は世間一般的なものとはかけ離れていた、わたしの「幸せサロンオーナー像」

わたし自身が感じる理想の働き方（幸せなサロンオーナー）とは
「一人で出来る範囲でやりたい」だったのだと、そこで初めて気がつけたんですよね

誰か従業員を入れる、や、
サロンを大きくする、や、
家事代行を頼む、など
やりようは当時いくらでもあったのだと今冷静になればわかるのですが、わたし自身が望んでいないことだったんです

先述したようなわたしが思っていた理想

・常にお客様が途絶えず予約で一杯
・素晴らしい常連様に恵まれて毎日ハッピー
・月収が30万以上確実にある
・他人から羨ましがられる環境、生活、人間関係…

これは恐らく世間一般的に「理想」とされるものであり、
わたしが「自分で考えて」「自分が心から欲しいと思う理想」じゃなかったのだと…

実際にサロンを運営してきて発見できた、自分にとって最高の気づきだと感じています。

そして今わたしが個人的に持っている「幸せサロンオーナー像」とは
「心から信頼しあえるお客様と出来る限り長きに渡り交流を続けていけること」
「お金は必ず信頼に付いてくる」
そう信念を貫く人が幸せサロンオーナー像です（あくまでも私個人の理想です）
※コロナでどうなるかわからない今現在でも既に9月までご予約を入れてくださっているお客様が数名いらっしゃることも、この信頼関係があるからこそサロンが続けられた、そう感じています

もし、貴方が今
サロンを大きくしたい（店舗を沢山持ちたい）
お金を沢山稼ぎたい（月収7桁！など）
お客様のご来店が途切れない繁盛サロンになる
など、それらを理想と掲げることはとても素晴らしいことです！

ただ、昔のわたしのように自分が持つ背景（家族や介護）を抜きにして
「世間一般的な理想」に苦しんでいませんか？
「誰かの理想」を自分の理想に置き換えていませんか？
「自分が人からどう見られるか？」ではなく「自分がどう在るか？」と考えられていますか？

もしそれらがなかった場合、非常に辛くて苦しい自宅サロンになってしまいます…

是非、自分でサロンを営みながら
日々この問を持って、挑戦し続けてみてくださいね！

貴方自身が「あなただけの理想の幸せサロンオーナー」になれますことを心より祈っております。

自宅サロンアドバイザー
たかさかみや

✦おまけ✦